1949-09-14 第5回国会 衆議院 厚生委員会 第29号
これは今度の引揚げの方たちが、私たちの國民感情を害されましたことはいなめない事実でございまして、あの方たち自体で、自分たちのマイナスをおつくりになつたといつても過言でないと思うのであります。それならばお帰りになつた何パーセントが完全な極左の方に入られたかを檢討いたしました場合に、大部分が私はそう極端にお走りになつた方々とは思えないのであります。
これは今度の引揚げの方たちが、私たちの國民感情を害されましたことはいなめない事実でございまして、あの方たち自体で、自分たちのマイナスをおつくりになつたといつても過言でないと思うのであります。それならばお帰りになつた何パーセントが完全な極左の方に入られたかを檢討いたしました場合に、大部分が私はそう極端にお走りになつた方々とは思えないのであります。
又國民感情を刺戟するのも船上以上ではない。併し目の前に日本を見て船に坐り込み、上らないという態度は、誠に私は残念な態度であると思います。言葉に言い現わせない非痛な態度であると思う。併し恐らくこれは國内の事情が全然分らないから、向うで考えて來た一つの考えでやつておられると存じますが、これの意思の通ずる方法がないものですから、できるならばその事務的の方法を止めてでも早く上陸する。
又我々が委員会において特に関心を持ち、今後協議を進めながら、一定の方策が立てられるものなら立てて行きたいと思つておりますのは、実は國民感情の上からも、引情者の諸君が船の中で一日も二日も三日も頑張つて復員業務が完了しない、或いはいろいろな事情において上陸をしないということに、國民の感情を刺戟すること、誠に大なるものがあります。
併し申すまでもなく公共の福祉という理想でそこまで制限していいかどうかということは、これは單なる形式論では片附かないのでありまして、國民の輿論、正しい國民感情というようなことが決定の標準になるのでありますから、その点は各人におかれましても愼重に御考慮なさるべきであろうと思うのであります。 そこで最後にこの法案全体に対する私の総括的な考察を申上げます。
それを今日のような事態に放置しておくことは、國民感情と背馳することも非常な大きなものがありまして、これはさいわい地方財政委員会も賛成しておるようでありますから、すみやかにこれを今回改善されんことを望んでやまない次第です。それから今回はさらにこれに関して証紙を考えておるようです。これは多少性質は違つておりますが、この証紙の利用方法に対しては、取引高税においてもにがい経驗をなめております。
渡邊軍曹の自殺などもありまして、私らの常識として、ソ連に対する國民感情も、もう少し公平に考えなければならないというようなものも、大分あると思います。ひとつ参議院の海外同胞引揚のやつていなさることは、今後慎重を期してもらいたいということを、衆議院の委員会としては正式に申入れをしていただきたい。
ここにおいて、文化國家は吉田内閣のために完全に崩壊されるのでありますが、さらに大学設置法案、教育職員免許法案等、教員の教育に対する熱情と意欲を冷却させるような措置が次々に用意されておるのでありまして、教育による民主主義確立は否定され、國民感情は裏切られ、教育当事者には希望を失わしめ、実に文化國家行政を誤るもはなはだしいと断ぜざるを得ないのであります。
また高級な映画演劇については、むしろ若干上るかもしれませんが、これらのあんばいによつて、五〇%を下りましても税收減にならず、そうして良心的な文化が生れるだろうと私は信じて疑わないのでありまして、こういう点に対して、これはもう一五〇%の入場税をとるなどということは、國民感情から、とうてい了解できないのでして、こういう点から政府はいかなるお考えを持つておりますか。
しかして移民により過剩人口を解決することは困難であるが、將來移民が認められることは單に國民生活の向上に役立つのみならず、わが國民の世界に対する感謝と國民感情に対する満足とを招來するものであつて、わが國の再建に寄與することが多大である。
それから國民感情を無視するか、しないかという問題で、校長のお考えでは三科だけに限定してきめるようでありますが、私もまたこの三科だけで邦樂全体を代表しておるものとは思わない。だから私はこの三科だけについて論じているのではなくて、邦樂というものについて考えておるのでありますから、この邦樂のうちどれを取入れるかという選択は專門家の人がよく研究して取入れたらいいと考えるのであります。
第二番目に移りまして、國民感情の問題をどう考えるかというお話でございましたが、私の考えによりますと、この國民感情というもりが、はたして長うたあるいは箏曲、そういうものだけによつて國民感情が満足しているかどうかということは、よくよく考えてみると、相当疑問ではないかというふうに思われる。
○水谷(昇)委員 もう一つ、國民感情の点で三科目にだけということを固執せられたようでありますが、私の意見に対して御意見はどうですか。
而して移民により過剰人口を解決することは困難であるが將來移民が認められる事は單に國民生活の向上に役立つのみならず我が國民の世界に対する感謝と國民感情に対する満足とを招來するものであつて我が國の再建に寄與することか多大である。
取引高税そのものの廃止ということにつきましては、今日すでに租税理論を離れて、國民感情にまで食込んだ問題になつているこの際におきまして、廃止するもまたやむなしという意味合いにおいて、廃止されることは異存はありませんけれども、いやしくもこれを存続しまする以上は、印紙制度の廃止が必ずしも取引高税本來の建前から言つて合理的でない。いたずらに從來以上に脱税を奬励するがごときかつこうになるおそれもあります。
こういう状態におきまして、今回のとられようとする措置が、國民感情の上に非常に惡い影響を與える。政治に対する信頼感というものを低下せしめるような機会となるのではなかろうかと思うわけでありますが、同時にまた爲政者が、運賃や料金が幾ら高くなつても、利用者は利用するものであるというふうに安易に考えられておる向きはないだろうか。
○飯澤参考人 私は政府が九原則を現実に実行する面において、國民生活に耐乏を要求するという点から行きまして、ある程度われわれも覚悟しているということを前提として申し上げまして、さらにでき得べくんば、逓信事業その他においても、官業の値上げということに対しましては、國民感情からいつて、できる限り上げるべきものではないということを申し上げました。この点でひとつ御了承願いたいと思います。
六割の運賃値上げということであれば、この際國民感情の上におきましても、しかく大きな刺激を與えないかもしれないが、もし全体としては六割でも、最も勤労者の大切なる生活の基本である定期運賃の三箇月、六箇月廃止によつて、二倍半も運賃が多額に上げられるというようなことがあり得たといたしまするならば、現在の生活環境は、この定期運賃を土台として通勤が行われておりますので、その生活條件の破壊とならぬとも限りません。
つまり國民大衆の生活と切つても切れぬ旅客運賃の値上げでありまするから、その國民感情というものを、政府は十分御尊重になる必要がある。それにはなるほどこれではある程度値上げしなければならぬのだなということを、納得させる手配をせられることが、必要ではないか。そのために私は、國鉄がいかに一方において経営の合理化に努力せられたか。
國民感情を尊重しなければならぬことは当然と存ずるのであります。これをもつともと考えていただくには、國鉄が、今までこういうことをやつて来た、またこれからこういうことをやろうとしているのだということを明らかにして、いかに國鉄が苦しんで來たかということを、知つていただかなければならぬことも当然だと存ずるのであります。
(笑声)これは勤労者のかたがたも含めた一般の國民感情を満足できないということになりましよう。必要は発見の母といいますから、勤労者のかたがたが工場で働いて、大いにいろいろ発見なさいますその創意工夫を生産増強の方面に向けていくために、経営協議会を置いたら至極結構と思います。
めておりまするし、しかも一般的な感覚から、大臣の権限であろうとか、府縣知事の認、許可権限であるとかの問題ではなく、もちろん都市計画の衝に当つておられる方は緑地、風致、美観という、またそれよりももつと大きな意味で、日本人的な感覚という意味で、ただ現にあるところの法律だけをもつて、遺憾ない処置をとつておるからということをお聞きしたいのではなく、外ぼりを埋めるとか、それから眞田堀を埋めるとかいう問題は、國民感情
されなければならんことは、無論でありますが、現在の家族手当制度、これも無論不十分でありますし、家族持ちであるが故に、工場、鉱山などではこれが雇い入れに躊躇するという点も御承知の通りであります、この点は、さつきもお話がありましたように、なるたけそういう方面のものにも注意をいたして、今回の企業整備に当りましても、先に職を離れさせないように注意するというお言葉もありましたが、殊に未亡人が戰爭犠牲者であるという國民感情
私が特に先ほど人口対策委員会等のことを申し上げましたのは、かかる政府の態度を今日はつきりきめまして、世界に対しましてわれわれの希望、國民感情を申し述べておくということが意義があり、かつ必要ではないかと存じておるからであります。
また今日私どもの烈々たる國民感情であります将来の移民という問題に関しましてもこれは重要な問題であるのであります。この点におきましてはどうか政府は各関係方面の意見を総合せられて、ほんとうにわが國の復興計画ができるにさしつかえないところの人口に対する意見を確立していただきたい。また將來はたして、海外に発展できるか。
でありまするから立法府たるこの参議院衆議院自体がじやんじやん立法して行つて、そうしてそれで解決してしまうという立法もありますが、いろいろと失業手当法案その他を実際政府自体が立案して、そうして國会に持込んで來た前歴もありますので、これをこの特別議会で是非一つ実現させるというような理論的根拠と、それから國民感情という、この根拠の二つから是非具体的の設計をして頂きたい。
このことは、敗戦の混乱より一日一時もすみやかに脱したいという國民感情と、これに便乗したところの指導者が砂上の楼閣を夢みた罪悪の現われであると断ぜざるを得ないものであります。今こそわれわれは、大地に立つて世界を見なければなりません。アメリカ國においても、ソ連國においても、その今日の強力な姿は、基礎産業たる農業の確立、農業不安のなきことが、しからしめているのであります。